今の現状から抜け出したい!新しい一歩を踏み出したい!
そう思ってもなかなか最初一歩がでないときありませんか?
私がそうでした。
この現状から抜け出したいのに勇気が出ない。
そんなときに、出会ったお話を紹介しますね。
目次
ヒツジとともに育ち、草を食べてメエメエないているライオンがいました。
そのライオンは自分をヒツジだと思っていました。
ある日、もう一頭のライオンがえさをさがしにきて、このヒツジのむれの中に一頭のライオンがおり、ヒツジと一緒に逃げて行くのを見てびっくりしました。彼はこのヒツジライオンに近づいてお前はライオンであるぞと言ってやりたいと思いましたが、あわれなけものは、彼が近くと逃げて行ってしまいました。それでも彼は機会をねらい、ある日、ヒツジライオンがねむっているのを見つけました。彼はそれに近づき、「お前はライオンだぞ」と言いました。あいてが、「私はひつじです」と言ってメエメエなくので、彼を湖のほとりまでひきずって行き、「ここをごらん、おまえと私のかげだ」と言いました。彼はライオンと自分の影を見くらべ、一瞬のうちに、自分はライオンである、ということを悟りました。ライオンはほほえみました。もう、メエメエとはなきませんでした。
ギャーナ・ヨーガ より
これを一番最初に読んだ時の感想は今でもはっきり覚えています。
「なんでヒツジじゃいけないの?ライオンにはライオン、ヒツジにはヒツジの良さがあるじゃない。ライオンになることが偉いってなんかおかしい。」
と思ったんです。でも、それは違ったんですね。
気づいている方も多いと思いますが、
ヒツジはヒツジ、ライオンはライオンそれぞれに優劣はなく、それぞれに良さがある。それは間違っていないと思います。
ここで問題なのが
ライオンがヒツジになっていること
なんですね。いくらむれの中にいても、メエメエないていても
ライオンはライオンであり、決してヒツジにはなれませんし、ヒツジになる必要もありません。
上記の最後の方の文
一瞬のうちに、自分はライオンである、ということを悟りました。ライオンはほほえみました。
とありますが、このヒツジライオンは自分がヒツジの中にいることにどこか違和感を感じていたのではないかなと思います。
なので、一瞬で悟りほほえんだのではないかなと。
違和感を感じながらも、どうすることもできずに、そのままの安定を選んでいたんじゃないかなと思います。楽ですもんね。
頑張って一歩を踏み出したとしても、その先が難しかったりしますよね。
過去の失敗したこと、挫折したことのイメージが浮かんできて
「そのパターンか。またどうせうまくいかない」
それで諦めたりしてませんか?
もう傷つかなくていいように、心に保険をかけたくなるんですよね。
でも、過去は過去です。同じ結果になるなんてことはありません。
今から行動して変えていくんですよ。
もしかして、今のあなたはヒツジライオンではありませんか?