前回は、アーサナを行う前の心構えのようなことについて書きました。

今回は実際アーサナを行う上で大切なこと、気をつけるとこを書いていきます。
目次
結論からいうと
とにかく完成系は気にしない!
これが一番大切です。
え?気にしなくていいの?
そう思う方もいらっしゃいますよね。
一つのアーサナを習得しようとした時、どうにか完成に近づけよう近づけようとします。私もそうでした。
完成系に気を取られていると、気をつけなければいけないことだらけで気持ちが散乱してしまい、集中どころじゃなくなってしまいます。
それよりも、少しずつできるようになって、それを積み重ねていく方が完成に早く近づきます。
では、ヨガの聖典にはどう書かれているのでしょうか。
ヨーガスートラ 第2章46節
”アーサナ(坐法)は、快適で安定したものでなければならない。”
翻訳もいろいろあるので、違うの書籍では
”姿勢は、確固とした、そして快適なものである。”
と書いてあります。
「このアサナは、こういう形〜」や「ここに気をつけて〜」などは書かれておらず
”安定して快適”
とてもシンプルに表されています。でも、シンプルですがとっても難しいんです。
床に胡座で姿勢を正して座ってみるとよく分かります。
最初は「安定して快適だ〜」と思っていても数分で体のどこかに違和感を覚えてきます。
お尻が痛くなったり、股関節が痛くなったり、背中が丸まってきたり、それぞれの弱いところに負担がかかってきますよね。
そうならないために、いろんなポーズをして身体のあらゆるところをほぐし、鍛え、本当に”安定して快適”なアーサナを保持できるようにしていきます。
「〇〇アーサナ」はいわば、アーサナの準備、基礎作りだと私は考えています。
様々な種類の「〇〇アーサナ」を安定して快適に保持することができた上で
アーサナを安定した快適な形にしていきます。
それでは、安定したポーズを作るのには何が大切だと思いますか?
家を建てるのにも、大きな大木が育つにも同じこと。それは、土台です。ヨガのポーズでいうと脚、骨盤、背骨です。
どんなポーズでも、ここの部分が安定しているか、しっかり呼吸ができているかを確認し、感じながら完成に近づけていきます。
ヨガを説明しているサイトは無限にありますし、〇〇ヨガというものも無数にあります。
このサイトでは、いきなりポーズの完成を目指さず、少しずつ完成を目指す人向けに私の今まで教わってきた中での復習も兼ねて、ポーズの土台作りから完成に近づくために私自身がどんな練習をしているのかを書いていきたいと思います。
小さなことからコツコツと、継続は必ず力になります。