ヨガで「執着」はとても重要なポイントなんです。
「執着を手放しましょう」
「執着してはいけません」
ヨガをしていなくても、たまに耳にするその言葉
なんとなくは分かっていても
「どんな思いから発生するのか」
「手放すのはどうすればいいのか」
実際よく分からなかったりしますよね。
まず、その思いがどこから来るかを知ることで、その執着を手放すヒントになるかもしれません。
その執着を手放せば、少し楽に、今より少し、前を向いて日常を過ごせるようになるばずです。

目次
まずは、執着とは執着心とは何かを知っていきましょう。
Googleで調べたところ
ある物・事に強くひかれ、深く思い込んでどうしても忘れ切れないこと。
とありました。とても分かりやすいですね。
「どうしても」というところがポイントで、強く惹かれたり、深く思い込んでしまったりすることは、よくありますよね。
忘れたくても、忘れられない。これが執着なんです。
執着といっても、いろいろなパターンがあると思うんです。日常でよくある執着から、考えていきましょう。
「彼と喧嘩してしまった!もうだめかも」
そういう思いと同時に、よくない妄想が湧き出てきます。
「怒られて、もう信用されなくなってしまうんだ」
「彼と別れて、もう私を愛してくれる人はいなくなるんだ」
そして、その妄想が頭からずーっと離れなくなる。ってことはありませんか?
これも、一種の執着です。ある思いに引きずられて、現実をみることができなくなっています。
今、起きていることを見ずに、起こらないかもしれない未来に、執着してしまっている状態です。
続いては、一つのことに執着してしまうパターン
「とにかくお金のことを考える、何よりもお金が大事」
「恋人がいなくなったら死んじゃうかも!」
「どんな手を使っても相手に勝ちたい」
お金にこだわったり、異性にこだわったり、勝ち負けにこだわったり
そういう方、周りもいませんか?
そういう方は、こんな思いがあるのではないでしょうか。
「お金を稼ぐことが自分の生きる道」
「恋人といることが幸せな自分」
「相手に勝つことで自分を感じられる」
自分と執着しているものを「同じものだ」と誤認識している状態です。
自分でないものを「これは自分なんだ」と勘違いしているといったら分かりやすいでしょうか。
過去に書いたものを参考にどうぞ

「お金=自分」ではありませんし、「恋人=自分」でもありません。
自分は自分なんだと、執着の対象物から切り離して考えることが大切です。
どうしたら、その執着を手放すことができるのでしょう。
執着だらけで後ろ向きだった私が、
「これを実践したら心が軽くなった!」
という方法があるので、最後にご紹介しますね♪
まずは、今の自分を知ること、今の自分と向きあう練習をすることからスタートします。
夜寝る前に、少し時間を作って、今日感じた自分の感情を思い返してみます。
- 楽に座って、目を閉じてゆっくり呼吸をしてみましょう。
- 最初は呼吸に注目してみます。そして、何呼吸か後に感情を振り返ってみましょう。「あの時は腹が立った」「あの時は嬉しかった」「あの時は悔しかった」1日生活していれば、何らかの感情が湧いているはずです。
- その中から一つ決めて、その感情が、利己的な思いからきていないかを考えていきます。その感情の外側を剥いでいく感じです。
「なんで腹が立ったんだろう?」→「自分だけ仲間はずれにされた気がしたんだ」→「そうだ、私は寂しかったんだ」
といように、大きな感情の中にある思いが、だんだんと浮かび上がってきます。
見えてきたら、その思いを相手に伝えてみるのもいいですし
もし、「寂しい」という感情が分かったら、自分の家族、本物の友人、変わらない愛情をくれる方に連絡を取って、自分の基盤、土台を再確認してみるのもいいかもしれません。
愛情が感じられる写真を見返すのもオススメです。
自分の基盤についてはこちらをご参考に

何度もいいますが、ポイントはゆっくり呼吸することです。
実態を知れば、解決法が分かってきます。
今回、紹介したのは執着のほんの一例ですが、よろしければ参考にしてみてくださいね。
生きて普通に生活している以上、執着を完全に手放すのは容易ではありません。
ただ少し、気持ちを切り替えることによって、今より少しだけ楽に生きられるはずです。
どうしても手放せない執着もありますよね。
そういう時は無理はしないで「ゆっくり呼吸」することから始めてみましょう。
そういった思いの中には
時間が解決してくれることもあるかもし、時間しか解決できないこともあるかもしれません。
なぜ、こんなに「呼吸、呼吸」言うのかは、こちらをご参考ください。

ヨガと執着についてはまた次に書いていきますね!