日常にヨガを取り入れてみませんか?

できれば楽をしたい?なんで苦労しないといけないの?タパスについて

前回に引き続き

「できるだけ行った方がいいこと」(ニヤマ=勧戒)

今回は、タパス(=苦行)についてです。

タパス(苦行)ってなに?

タパスは、日本語で表すと「苦行」になります。

苦行ってなんかこわいですよね。

身体を痛めつけて、苦しんで修行をするようなイメージでしょうか。

元々タパスは、”焼くこと”を意味する言葉です。

TVなどで刃物を作る工程を見たことはありますか?

イメージとしては、あのような感じです。

焼いて焼いて、打って打って、不純なのもを取り除き、強度や粘度を増していきます。

心も身体も、辛いこと苦しいことに耐えて、受け入れて強くなる。

といったところでしょうか。

どちらにしても、日常生活とは少し離れたお話になります。

では、生活の中に取り入れられそうなことはどのようなものでしょうか。

ヨガの練習においてのタパス

ヨガレッスンでは、

自分のまだできない、身体に合っていないことを練習しても

自分への”ヒンサー”になってしまうのでこれはNGです。

頑張れば出来そうだけど

「きつい」からついつい逃げてしまうポーズ

キープが長くなってきて、つい力を抜いてしまうポーズはありませんか?

少しずつ段階を踏んで、チャレンジしていきましょう!

チャレンジするには、エネルギー(熱量)が必要ですよね。

私自身、後屈のポーズが苦手で家で練習するときもなるべく避けていました。

後屈のポーズでは、長くキープすると苦しくなってくるので

キープを短めにしたり、そもそも練習に取り入れなかったり。
なるべく避けるようにしてました。

密かに憧れているポーズがあるのですが、プロップスを使わないとできません。

(プロップス=ブロックやベルトなどの道具)

初めから積極的に練習に取り入れなかった結果ですね。

今から、地道にコツコツ練習です。

なぜ、苦しく感じるのか、弱いところはどこか。

考えながら練習に取り入れていくと、少しずつ少しづつできるようになってきます。

そこがヨガの面白さでもあるのかなと思います。

身体が鍛えられると同時に、心も鍛えられてきます。

日々の積み重ねできついレッスンでも

だんだんと身体が鍛えられ

日が経つにつれ、容易に受け入れられるようになりますよね。

心のタパス(苦行)

ヨガ哲学の授業で教えてもらった

『不幸は最良の教師』

というこの言葉。

心に残っているものの一つです。

傷つけられたら、その傷つけた人を恨むのではなく「感謝」するようにしましょう。

その人は、自分の中の不純なものを純化させる機会を与えてくれた、ありがたい人です。

経験はなりより、自分の師になります

大まかですが、こういった内容でした。

恨むはないにしても、感謝をするのは、分かっていても難しいですよね。

傷が深ければ深いほどに。

不幸、不運な境遇にある人は、生きているだけで不純なのを取り除くチャンスに溢れています。

ですが、

不幸な境遇にない人は、自分から選択していくしかありません。

傷つけられて、悲しい、悔しい、辛い。

この思いをくれた人は、自分にチャンスを与えてくれた。

なので、感謝をしましょうという訳です。

ですが、言われてすぐ、この気持ちにたどり着く人は少ないと思うので

いつものように、できそうなことから始めてみましょう。

すぐにでも実践できそうなことは?

生活の中で取り入れられそうなことは

『選択肢があるなら難しそうな方を選択する』

こんなところでしょうか。どんな些細なことでも構わないと思います。

何の苦痛もないことに得られるものは何もないのです。

私は、心が逃げ腰になった時、マイナスに乱れた時

なるべく前に出るようにしています。

初めのころは、グッと気合いが必要でしたが、だんだん慣れてきますよ〜

困難を受け入れる練習をすること。

困難と書くと、何かものすごいことのような感じですが

難しいことではなく、簡単なことでもいいですよ。

例えば

嫌いな食べ物を美味しく食べられるように工夫してみる。(アレルギーは除く)

とか

職場や周りの人、「自分と合わないな〜」と感じる人に挨拶をしてみる。

でもいいですし

「毎日、ヨガの練習をする」

これもタパスだと思います。

環境、身体の状態は毎日違ってきますよね。

気分が乗らない日も、もちろんあるでしょう。

そんな日でも、ブレずに実践し続ける。

これも、困難を受け入れることに繋がるのではないかと思います。

この他にも、生活の中にはたくさん転がってます。

簡単そうなことから始めて、一つ一つチャレンジして

最終的には、どんなことでも受け入れる心を育てていきましょう。

焼いては打たれて強くなる刃物のように

自分の中の不純なものを取り除いていきます。

まとめ

私たちの周りには、困難なことがたくさんありますよね。

普通に生活していても、逃げたくなる問題だらけです。

ですが、それらを避けていては本当の意味での成長はできません。

せっかく、ヨガをしている、ヨガに興味があるのですから

小さなチャレンジを積み重ねて、どんな困難でも受け入れられる

本当の意味での『タパス』に近づいていきましょう。

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